側湾症とは?
側湾症の定義
背骨が左右どちらかに曲がっている。
背骨自体が回旋を伴う変形をしている状態を指します。
左右肩峰の違い、肩甲骨の突出、腰部の非対称、胸郭変形を伴う。
機能性側湾症と構築性側湾症の2つに分類されます。
軽度側湾症前屈時右肋骨の膨らみ
機能性側湾症とは?
機能性側湾症とは姿勢不良から起きる一時的なものです。
背骨自体に変形や回旋がないので比較的改善しやすい。
姿勢不良により右肩が下がっている
構築性側湾症とは?
先天的、圧迫骨折などが原因で起こることがある
骨 ,靭帯などの構築物の問題
骨に変形があり比較的治療に時間がかかります。
歪みがひどく骨盤も左に上がっている
側湾症の歪み方
ほとんどの側湾症は胸椎が右に出っ張って、腰椎が左に出っ張るという
背中から見ると逆S字の歪み方をしています。
この歪み方になると右の肋骨が背中から飛び出しているようになり
連動して左の肋骨がお腹側に飛び出すようになります。
側湾症で起こること
背骨の変形は加齢と共に進行します。
背骨に何の問題もない人でもずれていきますので、
側湾症の方は変形の度合いがもっと出てきてしまいます。
背骨が歪んでいることで、腰背部痛・下肢痛・身体機能低下・肺機能や胃腸障害など臓器障害を生じて生活の質(QOL)を悪化させるなどさまざまな健康障害を引き起こしていきます。
治療戦略
当院では
①筋肉を緩める
②骨の歪みを矯正する
③鍛える
この3ステップで治療していきます。
側湾症の場合、背骨の歪みによって特に背骨に沿った筋肉が伸長してしまっているところと
短縮してしまっているところがあります。
筋肉が緩まったら骨の歪みを骨をちょっとずつ正しい位置に持っていくように整えていきます。
骨が整ってきたら正しい位置でキープできるよう必要な筋肉をつけていきます。
週に2回の治療を1ヶ月経過時
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